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音としての言葉 外国語と日本画の音
音を伝える和邦人 音生
英語と日本語の音の違い!
世界で話されてる言語はたくさん有りますが、各、言語毎に、それぞれ、固有の周波数の幅を持っています。
それによると、日本語は、世界でも最も低い周波数を持つ言語とされています。それに対し英語は、世界で最も高い周波数を持つ言語です。
この周波数とは、例えば100HZ(ヘルツ)というのは1秒間に100回振動するということで、その振動毎の音が耳に伝わり聴覚神経を通って脳に入り、何の音かを認識するのです。
人間が聞き取れる周波数は、約16Hz~2000Hzぐらいです。それ以上高い音は通常の人は認識できません。また16HZ以下の音も同様聞こえません。これは耳自体の機能の限界と、脳が音を聞き分ける能力によるものです。
日本語は125HZから1600HZであると言われています。一方英語は2000HZ~12000HZの周波数で話されています。
周波数上は、日本語と英語の音は、全く異なる帯域の周波数です。クラシック音楽の中に英語の高い周波数の音とよく似た音がたくさん含まれていることが、最近、分かってきました。モーツァルトを聞くと高い周波数の音が良く聞き取れるようになるという説もあります。
周波数というのはある一定のサイクルを持つ振動数の事です。音声の場合は母音がこれに当たります。子音は雑音が多く安定した周波数がありませんがそれなりの周波数領域をもっています。
音を聞く能力、聞きとれる能力と発音する能力や話す能力には極めて相関性があります。
音痴な人は音を聞く能力が弱いとも言えます。ですから音の高さ低さを正確に聞き取れないため、自ら歌おうとしても正確に音を出せなく、結果音痴になってしまうのではないでしょうか。
英語も同様に英語の音を聞き取れないと、うまく発音できません。正しい発音ができれば、英語耳が獲得でき、100%の聞き取りが可能となります。実は英会話の勉強とは音を学ぶ勉強と言っても過言ではありません。
この英語の周波数帯域の音を獲得するには生後10歳とか11歳ぐらいまでに、たくさんの音域のある音を耳に入れておくのが、一番良いとされています。
幼児のうちに鍛えられた聞く耳の能力は消え去ることはありません。
幼児の頃は生きるために備わった五感が鋭く、生きるため、音に対し自然に敏感に
なり、脳に音を刻み込む力があると思います。
勿論、大人になってからでもある程度訓練により鍛えることが可能です。
とにかく、日本語と英語は、全く音域が交わらないので音の訓練が重要なのです。
高い帯域の周波数帯域の音まで聞きなれて育っていない日本人は英語の音が聞き取りにくいのは当たり前のことです。
英語を初めとする欧米系の言語は、一様に日本語固有の周波数幅をはるかに越える高い周波数帯を使用しているため、日本人にはそれらの言語がうまく聞き取れません。
大脳言語野の細胞はその固有の音の幅内の音しか言語として認識しないため、それ以下あるいはそれ以上の周波数の音が聞こえても、それらの音は聴覚野で言語以外の単なる音として仕分けされて、言語野以外の感覚野に送られてしまうのです。
発音について!
英語の高い周波数を控えて発音すると、とても聞きやすくなります。
実際には日本語のように必ず母音が来ないため子音の音に慣れる必要が有ります。
したがって、語学では、聞くことができた音を何回も発音し、まねて音を出します。
まず聞ける耳を持ち、次に其の音を発音し、意味のある音を認識できる脳を持つこと、が大切になります。
英語の周波数帯を聞き慣れない日本人にとって、英語は脳が“雑音”として処理し
てしまわないよう何度も聞き、その音を出す工夫が必要です。
また、周波数帯が、英語と日本語で大きく違うので、英語と日本語では発声方法も全く異なってきます。
日本人にとって、2000HZ以上の言葉とは、風の音、物が擦れたり空気が
漏れたりする時の音のように聞こえ、少なくとも脳が、言葉として処理する音で
はありません。
実際、英語の子音を発音するときは、歯で唇を噛み、そこから強い息を漏らして
発音するものなど、「フッ」「シュ」「ドゥ」といった、乾いた鋭い音で発音され
ます。
短い子音を強く発音する英語の音の幅は、2000Hz~16000Hz、母音の多い日本語は125Hz~1500Hz近辺です。
即ち、英語の場合はソプラノ以上のキンキン声の2000Hz以上の周波数の音声に言葉としての意味があり、日本語は1500Hz以下の周波数の音声に言葉としての意味がある事になります。
この様な事で、日本語と英語の間には言語として音の音域には大きな溝が有ります。
言いかえれば、日本人は低音で発音し、英国人は高音で発音するようなものです。これでは、日本人が容易に英語を発音したり、聞きとったりできません。
英語ばかりでなく、世界には数多くの言語がありますが、各民族の話す言語にはそれぞれ固有の周波数帯(音域)が存在します。
ロシア語は125~8000Hzという広い周波数帯を使っているとさせています。
ロシア人は外国語に堪能になる素質があるそうです。 実際、ロシア語を話す人達の中には、数か国語をマスターした人達が数多くいます。
中国語の周波数帯はアメリカ英語に比較的類似しており、その点では中国人の方が日本人より英語の上達が早いと思われます。
本来、人間はどんな周波数の音でも認識するのに必要な種類の細胞をすべて持って生まれてきますが、残念ながら、誕生後2年位までの間に頻繁に耳にする言語の周波数帯に反応する細胞を残して、他はすべて消滅してしまいます。
幼児期に死滅してしまった細胞が復活することは残念ながらありませんが、その後でも訓練を重ねることにより、別の種類の神経ネットワークが形成され、そのネットワークが死滅した細胞を担うはずであった機能を代替してくれます。
外国語の発音能力と聞き取り能力向上のためには、まずは聞き取り訓練を長時間かけて繰り返し行い、新たなネットワークを形成させて、聞き取り訓練と正しい発音を強化していく事がとても大切です。
また、前述したように、クラシック音楽には英語の高い周波数の音とよく似た音が沢山含まれていることが分かっており、モーツァルトなどを聞くと英語が上達するかもしれません。
日本人も生まれつき2000HZ以上の言葉を聞き取りにくいのかと言えば、
そうではなく、先ほど述べたように年齢とともに必要のない高周波の音を聞き取れなくなってきます。
ですから、毎日、歯を食いしばって忍耐で英語を聞き続けるのは、かなり苦しい
作業になります。
この周波数の問題を克服することによって英語学習、特にリスニングは、負担
をかなり減らすことができるはずです。
英語の音声は,語音の特徴(子音,母音など)と韻律的特徴アクセン
ト,イントネーション,リズム,(ポーズ)に分けて捉えることができます。
言葉としてのリズム!
語学をマスターするのに忘れてはいけないのが音楽と同等「リズム」があります。
単語1つ1つにリズムがあるわけで、それが文章になれば当然、音楽の時に言う「リズム」です。
個々の発音はそのリズムを形作る基礎として非常に重要です。
いくらRやTHやLの発音が完璧にできても、リズムが捉えられなければ音楽と同等歌にも言葉にもならず意味が有りません。
たとえ片言を並べてなんとか意志疎通を図ろうというレベルであっても、まず単語自体を理解してもらえなければどうにもなりません。
そして単語を理解してもらうのは、発音の正確さで聞き取りの基礎としてという意味合いも含め、THなど日本語にない発音を認識する必要があります。
個々の発音はそのリズムを形作る基礎として非常に重要ですが、やはり、RやTHやLのリズムパターンに慣れてくると、飛躍的に聞き取り能力も向上するし、英文を覚えるのも格段に楽になってきます。
遠回りに思えても、まずは英語のリズムを初心者のうちから身体にたたき込むのが、結局は学習のスピードを向上することになります。
単語1つ1つにリズムがあるわけで、それが文章になれば当然、もっと複雑なリズムパターンが生まれてきます。
是非会話をする時、英語を聴くとき、は音域と共にこのリズムも意識してみてください。
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