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音による癒し 心への影響

音による癒し 心への影響
牧野 持侑 語録 第一章 要約
音による癒し 心への影響
この世にある全てのもの、微小な分子から大宇宙にいたるまで、動くものは全て振動しており、振動している間は特有の音を出しています。
人が聞こえる耳の能力は、毎秒20Hzから20000Hz間の振動音まで聞く事が出来ますが、現代人、特に都会の方々は聴く能力はいちじるしく減退、雑音に消され生活の中で聴く音域が減ることによる音を聞く能力が低下しているのです。
自然環境豊かな地域の住人は、さまざまな周波数の音を絶えず耳にしています。
このため聴く能力は減退することがないと言われています。
人間の聞く能力は20000Hz近辺の音までしか聴こえないのですが、犬をはじめとする動物たちの可聴能力は何万、何十万Hzにまで聴く事ができるので、「音」に満たされた世界なのだと思います。
多くの文明や宗教では「音」を深く尊び、「宇宙の本質」とも呼びました。
ヒンドゥー思想では、「宇宙の最初の動きが“AUM・オーム”という音を創造するまで、宇宙は暗黒、無音の世界であり、そのAUM音こそが創造の母の音(母音)であり、他のあらゆる音の振動数を内包するMother Tone、音の根源であった」と認識しています。
さまざまな楽器や肉声を使った「音による癒し」は世界中で今でも数多くの方法が残されています。
神や仏、聖霊など超越的な力との霊的交流を深めるために、マントラやチャンティングは何千年も前から使われてきていますし、日本でも神道や仏教の祝詞、お経、真言などの伝統の中に色濃く残されています。
「音」は私たちの自律神経や免疫体、内分泌や神経系の各組織に多大なる影響と変化を及ぼすという科学的研究データは多数報告されています。
ミッチェル・ゲイナー医師(コーネル大学医学校付属ニューヨーク病院ストラングがん予防センターの腫瘍科科長および統合医療プログラム所長)は、著書「音はなぜ癒すのか」の中で、クリスタルボウルをはじめとする振動性音響の心身への影響、そして音による心身のバランス・統合法を、医学的見地からのみならず、東洋の精神的・霊的な伝統を多く取り入れたユニークな方法で紹介しています。
この本は、音や振動性音響への理解度を深めるとともに、実践のノウハウを科学的、霊的見地より解説した、実に多くの学びと気づきを与えてくれる推奨本です。ゲーナー医師は次のように述べています。
「私は、これほど有益でありながら人に知られていない「音というくすり」は、現代医学であろうと相補医療であろうと、取り入れるべきだと考えています」「聴覚刺激の生理学的作用を、つい軽視してしまいがちです。
しかし、音を活用する治療はいずれ、多くの医師や治療かにとって標準的なものになるだろうと確信しています」と語っています。
われわれは生まれる以前から音に包まれています。
人間の胎児は妊娠3週目で、やがて耳となる器官の原型をつくりはじめる。
そして子宮の中で、たえず母親の心音をききながら9ヶ月間を過ごします。だからこそ、新生児に1分間72拍の心音をきかせると落ち着き、120拍の心音をきかせると、「むずがり」はじめるのです。
空港のすぐそばに住む妊婦の産んだ赤ん坊が、対照群の赤ん坊よりも未発達であることの研究や、分娩から72時間以内の新生児でも母親の声を認識し、反応することを立証する研究もあります.
音は直接からだに作用するだけでなく、感情レベル、思考レベル、霊的レベルに深く触れ、その人を変容させることによって、結果的にからだに作用するという効果をもたらします。
多くの方がすぐれたクラシック音楽をききながら、高揚であれ悲哀であれ、深い感動を覚えた経験を持っています。
喜びや悲しみのあまり涙を流すことさえあり、たとえ一時的ではあっても日ごろの悩みを忘れて、すがすがしい気分になることができるのです。
とすれば、純粋な音そのものが存在のもっとも深いレベルで癒しをもたらしたとしても、別に不思議なことではありません。
音の優位性は、その治療効果によって明らかになっています。音は生理機能のすべてのレベルに働きかけ、そのバランスを調整する作用があるので、事実上、どんな症状や病気にも有効だと考えられます。
クリスタルボウルなどの素晴らしい楽器からの音源は、その響きによって治癒力を刺激するさまざまな方法の一例にすぎませんが、それらの作用には共通するいくつかの原理が働いています。
「詠唱、音楽を聴く、鐘やハンドベルの音、ドラや太鼓の音、笛の音、声を出す」などの音も私達の体に同様に作用しています。
中でも重要な原理は「調和を指向する傾向」が生命に普遍的なルールであること
病気は体内の不調和のあらわれ、細胞または特定の器官、たとえば心臓や肺におけるバランス失調のあらわれです。とすれば、共鳴という特性を持っているクリスタルボウルは、それを奏で、それに耳をかたむける人に「宇宙交響曲」へのアクセスをうながすだけでなく、その人のからだと心に調和を回復させる作用があると考えられます。
詠唱が脳波を深いリラクゼーション状態に導くという臨床的経験は、多くの研究によって裏づけられています。
私だけでなく、多くのヒーラーが、「治癒はからだの調和が失われた部分-したがって病んだ部分-に正常な周波数の振動を回復させることによって達成できると信じています。
音は振動であり、その振動がからだの内外を微細に震わせている以上、その音は耳を介してだけでなく、全身の細胞をつうじて「きこえている」と考えなければなりません。
クリスタルボウルに同調する声の響きもまた、その人の存在全体に浸透しています。脈はゆったりと打ち、呼吸は正常なリズムを保っていきます。
そのとき人は、静穏な、瞑想的なまなざしで自己のいのちを見つめることができる一種の変性意識状態に入っているのです。
音は私達の体に大きな役割が有る事がお分かりになったでしょうか。是非素晴らしい音楽や自然音を楽しんで頂きたいと思います。
「音を伝える和邦人」 音生
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