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荒城の月 歌詞の意味

「荒城の月」歌詞の意味

s-2014-05-23 11.25.04


日本が誇る名曲です。「しの笛」もとても素晴らしい旋律が奏でられます。この素晴らしい曲目の「荒城の月」の誌の意味を考えてみましょう。まずはその歌詞を紹介します。

「荒城の月」
土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲

一番
春高楼(こうろう)の花の宴(えん)
巡(めぐ)る盃(さかずき)かげさして
千代(ちよ)の松が枝(え)わけ出(い)でし
昔の光いまいずこ

二番
秋陣営(じんえい)の霜の色
鳴きゆく雁(かり)の数見せて
植うる剣(つるぎ)(注2)に照りそいし
昔の光いまいずこ

三番
いま荒城の夜半(よわ)の月
替(かわ)らぬ光たがためぞ
垣に残るはただ葛(かずら)
松に歌うはただ嵐(あらし)

四番
天上影は替らねど
栄枯は移る世の姿
写さんとてか今もなお
嗚呼(ああ)荒城の夜半の月

この歌詞は、
全体として、荒れ果てた城の姿から世の中の栄枯盛衰を詠んだ詩という感じから、

 一番:往古の春 盛んな栄える様子
 二番:同年の秋 衰え枯れ果てる様子
 三番:今現在の城の様子
 四番:現在、世の栄枯盛衰を偲ぶ様子で、四番に集約されています

「空にある月の姿は昔もいまも変わらないが、地上の栄枯盛衰の有様を見て、その時々の姿を写し取ったはずの光は今はない。しかし、今荒れ果てた城跡に立って荒城を照らす月の光を見ると、この城の栄枯盛衰が目の当たりに想像され、まるで当時の光が写し取った光景を自分の目の前に披瀝してくれようとしているように思われる。ああ、荒城にかかる夜半の月よ」というほどの意味でしょう。

  一番【栄】              二番【枯】          
  春                  秋
  高楼の花の宴           陣営の霜の色
  巡る盃               鳴き行く雁
  千代の松が枝           植うる剣
  分け出でし             照り沿ひし
  イメージ『動』            イメージ『静』

全体のイメージより訳
一番
春。桜花満開の城内の郭では盛大な花見の宴会が開かれている
  次から次へと回される大盃に月の光が映りそれが巡っている
  千年の古い松の枝の間から射しこんで栄華を写した光は今どこに

二番
秋。戦場は荒廃を極め陣営は霜に覆われて動くものも無い
  空には旅する雁の声が響いて隊列を組んで去って行くのが見えるのみ
  城内の地に突き刺さった刀など衰退の様子をそっと写した光は今どこに

三番
今。荒城を照らす夜半の月は昔と同じ光で何を誰のため写そうとするのか
  石垣にはいち面に蔓(つた)を絡ませた葛壁が残っているだけだし
  城の栄枯盛衰を見てきた老松の枝を鳴らして強風が渡っていくのみだ

四番
  ああ。荒れ果てた城址を照らす夜半の月よ
  空(天上)にあるあなたの姿は変わらないけれど地上の世の中は有為転変
  それを写し撮って来たものを眼前に映し出そうと
  今も変わらず光を投げ掛けていてくれるのですか
                         細道のMIDI倶楽部 参考
「音を伝える和邦人」 音生

しの笛総合サイト : 
http://shinobue-wako.neosailand.com/
s2009.jpg


自然の音 そして和楽器 和太鼓 篠笛

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プロフィール

和邦人 音生

Author:和邦人 音生
プロフィール:杉浦音生 世田谷区下北沢で生まれる
天然石専門店 NEOS Ailand 経営 東久邇宮文化褒章受賞:2013年11月3日  東久邇宮記念賞 受賞:2014年4月18日 現在、与沢塾,熟生  希望日本の会,会員
篠笛講師 和太鼓講師 作詞作曲家 和歌作詞 ネットビジネス研究 ホームページ制作 英会話講師 電子技術者 静電気放電技術者 無線従事者 鉱石愛好家  地域・祭り常任理事 

東京電機大学   電気通信工学科専攻 5人兄弟の3男
中学卒業後 大手通信会社に入社 働きながら大学2部で学ぶ
大学卒業後 中野英会話学校、NOVAにて米語を学ぶ

15歳より電子計測器の組立作業に従事、その後検査→保守サービス業務に従事
昭和50年 米国のEHリサーチ社の社長Drハブスと出会い就職 26歳
昭和53年 半導体の電子計測装置の会社を設立 高速パルス技術に従事、保守サービス→製品開発を行なう
半導体のACパラメータ測定器を始め、超伝導工学での電子計測分野の開発業務に従事
超伝導工学研究所、富士通研究所、NTT研究所等研究機関の電子計測の提案、開発を行なう
半導体デバイスの静電気試験装置(ESDテスター,名称付け)を商用器として世界で最初に開発
半導体専門の大手会社、三菱、東芝。SONY, 沖電気 NTT、NEC、富士通、シャープ、その他
国内の主なメーカにこれを販売

静電気関連試験装置の開発、特許、論文を多数発表 米国でESDアソシエイションのワーキンググループに所属、ESD国際標準のためのメンバーとして、貢献(提案、データ取り、論文提出)
米国をはじめドイツ、中国、韓国、台湾等アジア圏にて展示会やデーラー教育を行なう
静電気放電の検出装置(ESDイベントディテクタ)を世界に先駆け研究開始、日本信頼性センター(RCJ)にて論文3回発表、国際ディスク協会(IDEMA)にて研究論文を発表する

半導体の静電気破壊試験器関連や静電気放電の検出法などの特許を多数出願
その後関連装置のプラズマ異常放電監視装置の開発に協力 国内主要メーカに納品。
平成16年よりHP制作に興味を持ち、ブログ→ドロップシッピング→NET販売などを独自で学ぶ。

ボランティア、社会貢献活動
地域の祭りのコーディネート(19年)組織に頼らない祭りの立ち上げ、和太鼓指導「舞鼓会、朝日流惺太鼓」(18年)、しの笛講師「しの笛竹の音会」(指導18年)等の普及を行なう。
しの笛は尾原昭夫先生に師事 地元子供会の会長を10年務めた経験を活かし、子ども達に、ふるさと意識向上と楽しみや思いで作りのため、子供神輿を製作。 
その後21年お祭りの度にお神輿の挙行を行ない現在に至る。近隣3町会を入れた楽しく意外性の有る祭り、来たくなる様な祭り、自主運営スタイルの祭りを企画、新しい形の祭りスタイルを構築する。
また春には桜祭りを企画、平成12年より毎年継続 太鼓、オカリナ、大正琴、コーラス、ピアノ演奏、読む会、バザーの等各団体が自主的に催しを行なえるようコーディネートを行なう。
現在では模擬店の出店等で徐々に評価を頂く。現在地元で祭囃子の演奏が出来るように囃子の稽古10年計画で行ない、現在6年目となる。
本年度平成25年から独自に、「舞鼓会、はやし連」を立ち上げ、地元に有った囃子の演奏を通し、親しまれて日本の芸能を継承できるよう研鑽中

また八王子の地域に貢献すべく「桑都太鼓連絡会」(7団体)を結成して定期的な打合せ、イベント企画 祭り参加を行なっている。
独自に毎年和太鼓フェスティバルを企画。無料の太鼓コンサートを実施している。
また、毎年秋の「八王子いちょう祭り」(常任理事16年)を務め、「来て観て触れる和太鼓お祭り広場」を企画、開催,全チーム参加して祭りに参加。八王子の歴史に残る和太鼓の演目と笛の演奏を和の文化、和芸や和楽器の素晴らしさを広めるための道場、発表の場である芸樂堂や教室などを設立、日本の音楽 日本の芸能、日本の踊り、日本の文化を世界に発表する機会を作るべく奮闘中

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