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日本の音 和の音
和の音色とは
和の音色と聞いて、どんな音を想像するでしょうか。
日本庭園によくある、「ししおどし」の音、竹から水が流れでて、その水の重みで竹が鉢に当たり、カーンと鳴る音ですね。これも風情があり竹の音で素晴らし音となり日本の音のような気がします。静寂な空間の中で聞こえてくる「ししおどし」の音はまさに日本の音のように思えます。
また拍子木の音にも和を感じますね。火の用心で叩いている音が遠くから聞こえると安心感が湧いて良いものです。また、夕暮れのお寺の鐘の音は空いっぱい広がって行き、しかも鐘の揺らぎの音が余韻となり素晴らしい音を作ってくれます。
秋の虫の音はとても季節感があり、時の過ぎるのを感じさせてくれる音です。虫の音は自然と耳に入ってきますが、心地良い「音色」は思わず聴きたくなるものです。
鈴虫の鳴く声を聞いた事がありますか、鈴虫の音はとても和みますよ。これは和というより郷愁を感じるものです。また夕暮れに聞こえてくる「ヒグラシ」のセミの音も素晴らしい音です。
鶯の声等の小鳥のさえずりや蛙の鳴き声も自然の豊かさを伝えてくれる音です。竹林の笹ずれの音なども素敵な音ではないでしょうか。
この様に、水の滴の音、海の波の音、雨の音・・・等々、その他、自然には沢山の音色があると思います。ここで風鈴の音についてお話したいと思います。
夏の時期に風鈴の音が聞こえてくると、涼しげで日本の原風景が浮かんでくるようです。
風鈴のつるし方で変わってきます。
水の滴の音、海の波の音、雨の音・・・等々、その他沢山の音色があると思いますが、「風鈴の音色」も癒やされます。いろんな風鈴をつるして楽しみたいですね。
一つよりも二つ、二つより三つと、いろんな音色が混ざるとまた格別な雰囲気を出してくれます。 『釣りしのぶ』
「釣りしのぶ」は、江戸の中期ごろに庭師たちがお得意様へのお中元用に作り始め、明治から昭和初期にかけて一般にも広まっていき、家々の軒先を飾るようになりました。風鈴をつけたものも多く、その涼やかな音色とともに夏の風物詩になっています。
日本の童謡や唱歌、子守唄も旋律が綺麗で曲が聞こえてくると、とても懐かしい感じがします。日本人で有る事の実感が湧いきます。これも和の音ですね。
お祭りの季節に「祭り囃子」が聞こえてくると、故郷や日本の風景が自然と浮かんできます。
和楽器と言えば琴や横笛を思い浮かべます。鼓とか尺八等の和の楽器の音もとっても素晴らし音色です。
日本のお正月など、伝統的な音楽を良く流れてきますが、中でも“横笛”の音色に非常に興味を引かされます。日本の横笛(篠笛)は歌舞伎から民族芸能(祭り囃子、歌舞の伴奏等々)かなり広範囲で使用されている和楽器です。その響きはまさに和の響きです。
横笛は「篠笛」を代表していますが、横笛の「能管」、「龍笛」は歌舞伎や、お能にも使われます。
有名どころの演奏者(演奏流派)は藤舎流、福原流等があります。(藤舎名生、福原百之助)。
能管は主にその名の通り、能に使われます。
龍笛は歌舞伎音楽に効果音的に使用されています。能管や篠笛の演奏者は調子に合わせ持ち変えで使っています。ですから何本かの笛を揃えて演奏曲ごとに選択しています。
篠笛は同じ本の調子でも、若干太さ・長さにより音色が違いがあります。
そこで、より「音に響き・張りがある」、「大きな音が出やすい」等 細い方・太い方
短い方・長い方など多種多様の笛が存在しています。
唯、和洋楽器に限らず、一般的に管楽器(吹奏楽器)は「太い方が大きな音が出せる」ものです。
長さは如実にチューニング(調子)に影響しますし、太さも若干影響します。太い方がやや低めになりますので短めに作ります。細いのは逆です。太くて長いのや細くて短いのは調子が違います。
「響きや張り」に影響する要素は、長さや太さではなく内部構造です。
和楽器の場合、内部構造にはほとんど手をつけませんので実質的に影響する要素は歌口の切り方でしょう。是非一度、篠笛の響きを聴いてみてください。
音を伝える和邦人 音生
shinobue-wako.neosailand.com/ しの笛総合サイト

自然の音 そして和楽器 和太鼓 篠笛

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